四谷の女子校に通う緑は、書道部の後輩だった花が死んだある日、赤い髪を持つ、転校生の伊和と出会う。大人しかった花とは正反対な、自由奔放な伊和に振り回される緑。しかし徐々に、緑は伊和を通して、見えていなかった、見ようとしていなかった花の姿を発見し始める。