俳優・藤原竜也(16)がカナダ亜北極圏に東西約5000キロに渡って広がるタイガに住む狩人達と森林に生きる動物達の狩りを氷点下の中、挑戦する。 タイガで生活するクリー族。彼らは北アメリカ先住民の中で、最も北に住んでいる。ヒマラヤスギなどの常用森林樹に覆われたタイガは、積雪量が多く、河は10月には氷結し、最も寒い1月には零下40度の気温になると言われている。 藤原竜也はカナダ・フォートチップワンという街を訪ね、厳寒の地に暮らす狩人の生活を体験する。 一帯はタイガと呼ばれる北方針葉樹林地帯の北限に当たり、積雪量も多く気温の比較差や年較差が大きいため、内陸シベリアと同様、世界で最も寒さの厳しい地域である。藤原は人口1300人のこの町でただ一人猟師を続けているレイモンドさん(56)を訪ね、男同士、泊まりがけの猟に出かける。 狩猟小屋に寝泊まりして、森に罠をしかけ、キツネやヤマネコ、ビーバーなどの猟をするが動物好きの藤原の心中は複雑だ。「獲れない方がいい・・・」そんな思いが駆けめぐる藤原だが、実際に生活の厳しさを体験していく中で、それが生きるために必要なことなのだと納得していくとともに、森の怖さも実感する。 また、藤原は氷の張った湖面で漁も体験。10キロを越えるマスも生息するという湖で、家で彼らの帰りを待つレイモンドさんの家族に魚を持って帰ろうと、寒さの中、奮闘する。